PICマイコンで受電設備シュミレーターの作成

PICマイコンで受電設備シュミレーターの作成してみました。

受電設備は停電作業を伴う定期点検時とかぐらいしか実際に操作って
出来ないので、紙面ではなく動作が分かりやすいものがあればと思い
作成を開始しました。

トグルスイッチの操作とLEDの点灯・消灯・点滅で停電や故障時の動作
状態を確認する事が出来ます。

マイコンはPIC16F877Aで40ピンのタイプを使用しました。
「連枝」というソフトで無料でコンパイルできるのは、今回使用した
ものとPIC16F84Aですが、ピンの数が必要だったので40ピンの方に
しました。

プリント基板は、PCBEというフリーソフトで基板図面を作成し、
いつもお世話になっている「趣味の基板屋さん」というところで
作成してもらっています。

盤面は、JW-CADであった元図面にLEDやスイッチ等を追加して作成
したものにラミネート加工したものをアルミケースに貼付して使用
しています。
サイズはケースに合わせてA3図面を少し小さくした感じです。

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図面作成しているところです。

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基板図面作成したものです。これをデータで基板屋さんへ送り作成
してもらいます。
趣味の基板屋さん ホームページ

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連枝のソフトでマイコンに書き込む為のシーケンスデータを作成して
います。このプログラムでシュミレーターが作動します。

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タカチ電機工業製のアルミケースYM-400を使用しました。

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ケースにラミネート加工した図面を貼付したところです。

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電動ドリルで図面の上から穴開けをしていきます。ステップドリルという
ビットを使用しています。

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穴開作業中(表面)

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穴開作業中(裏面)

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穴開作業完了

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今回使用する部品です。

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スイッチとLEDブラケットを取付していきます。

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番号はマイコンの入出力端子番号です。裏面で販売するものではないので
雑に書いてます。数が多いので結構大変です。

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取付完了です。

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出来てきたプリント基板です。10cm×10cmのサイズですが、この中に四枚
の基板を作っています。
マイコン基板
リレー基板
電源基板   (DC9Vから5Vへ三端子レギュレーターで変換しています)
電源送り基板 (数が多いので抵抗アレイ経由でLEDへ電源送っています。)

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マイコン基板に部品実装しました。マイコンとトランジスタアレイです。
コネクタは2.0mmピッチです。(基板の他の部分は2.54mmピッチです)

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リレー基板に部品実装しました。リレーは5V2A 1C接点です。
2色LEDの切替に使用しています。(黄緑/赤)

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電源送り基板 抵抗アレイ15KΩ8素子とコネクタを実装しました。

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配線作業中です。これが一番大変です。

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配線作業完了です。結構しんどいです(笑)

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動作テスト中です。何ヵ所か動作がおかしいところがあり、原因調査と
修正にも結構時間かかりました。
RA4端子は知っていましたが、吸込みで出力として使用でしたが、
どうもうまく動かず不安定なので、あきらめて他のピンを使用
しました。
今回40ピン全て使用して空端子がありません。

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動作テスト完了したので、絶縁処理と配線や部品の固定をしました。

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完成です☆

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最終動作テストを実施し完了しました☆

動作テストの動画はこちらをクリック